(公財)新潟県スポーツ協会
高橋 駿哉さん(新潟県立分水高等学校 卒)

自己紹介をお願いします。

新潟県立分水高等学校で競技を始めました。高校卒業後は大正大学に進学して競技活動を続け、今年度(平成31年)3月に卒業し、4月から(公財)新潟県スポーツ協会に育成指導員として採用されました。

今のお仕事の内容を教えてください。

現在は、一般社団法人三条市スポーツ協会に派遣されて仕事をしています。
日中は体育館で事務の仕事をしています。午後は母校である新潟県立分水高等学校カヌー部で高校生と一緒に練習しています。

カヌーを始めたきっかけはなんですか?

高校入学後の体験入部期間にカヌーに乗りました。
とても楽しかったので入部を決めました。

高校時代の競技成績を教えてください。

高校時代、全国レベルの大会で決勝に進出したことがありませんでした。
インターハイ(H26年・山梨)、長崎国体では準決勝で敗退しています。準決勝の順位は、6~8位くらいだったと思います。
とても悔しい思い出ですが、大学でもカヌーを続けてがんばってみようと思うきっかけになりました。

大学在学中のことについて教えてください。

大学入学後は練習について行くのがやっとでした。
しかも1年生の夏にヘルニアを発症してしまい、練習に参加することすらできなくなりました。
ヘルニアが完治した後は、一人で練習することになりました。「これまでみんなが練習した分に追いつこう」と思い、質より量だ!という考えで、1回の乗艇練習では、20kmをベースに長い距離をひたすら漕ぎました。
そんな練習をこなすうちに、チームでの練習にもついていけるようになり、成績も向上してきました。

どのようなことを考えて練習していましたか?

難しいことはあまり考えていませんでしたが、1パドルでの艇の進みをよくするためにどのように漕いだらいいかというセルフチェックは欠かしていませんでした。それ以上に、「速くなりたい!」と思いながら、毎日の練習に取り組みました。

現在、カヌーをがんばっている高校生にメッセージを。

僕は高校の時、全国レベルの大会で結果を残すことができませんでした。
大学進学後も3年生までは全く無名の存在だったと思います。ですが、高校でカヌー競技をあきらめず、大学でもがんばって競技活動を続けた結果、U23日本代表として世界選手権に出場することができました。
2019年度は日本代表候補までのこることができ、日本代表まであと少しというところまで行けました。
もし、今、結果を出すことができなかったとしても、「カヌーが好きだ」という気持ちを忘れず、諦めずに頑張ることが大事だと思います。